2016年2月22日月曜日

【小ネタ】中古 PC の搭載 CPU をインテルのラベルから推定しよう!

中古 PC を買うときには売主の商品説明を参照することになると思います。そこに詳細な仕様、あるいはそれにつながる詳細な品番があり、かつメーカーの公式サイトなどが残っていればいいのですが、搭載している CPU がわからない、という場合もあるかと思います。

昔はそれでもプロセッサーの名前は次々に代わっていきましたので判別しやすかったのですが、いまは基本的に「世代」は Core 系で言えば第 6 世代まであるものの、名前はどの世代でもどれも
  • Core i7
  • Core i5
  • Core i3
などといった感じで新旧が紛らわしいです。

後ろにある数字の上位 1 桁が世代なので、それが書いてあればわかります(ただし第 1 世代には世代数字なし)。

例えば第 1 世代なら
Core i5 520M
Core i7 820QM

第 2 世代なら
Core i5 2520M
Core i7 2720QM

第 3 世代なら
Core i5 3210M
Core i7 3520M
Core i7 3720QM
などといった感じです。

しかし単に "Core i7" などと書いてるだけで周波数などが書いてない、あるいは電源が入らないようないわゆる「ジャンク品」で CPU の種類を確認できなかった、とか・・・

そもそも売主の説明に疑問があるので自分で調べたい、という場合もあると思います。というわけなのでステッカーから推定する方法をちょっと考えてみました。あくまでもステッカーなので信頼性は低いですし、そもそも間違ったステッカーがついてる場合もある(ありました)のでその点もありますが・・・

手元にない商品の仕様を探れる範囲は限界がありますが、とはいえども貼ってあるインテルのステッカーと、メーカーのサイトなどを照らし合わせれば、ある程度判別できる場合もありそうです。

搭載 CPU の世代

これは一番特定しやすいでしょう。世代はウェブ検索などで簡単に見つけられるでしょうし、ステッカーでもおおむね判別できます。

たとえば、下画像は第 1 世代のステッカーです。金色の三角形が右上にあるデザインになってます。


第 2 世代、第 3 世代では以下のように金色の水平ラインが入っているデザインになります。なお第 2 世代、第 3 世代のステッカーは共通です。


vPro による識別

世代が特定出来たら、もう少し種類を識別したいと思います。はっきり言って、周波数の推定は難しいのですが、vPro 搭載プロセッサーとそうでないプロセッサーを搭載しているモデルが混在しているモデルなら、ある程度識別できる可能性はあります。

というのも、vPro 対応プロセッサーと非対応プロセッサーではステッカーが分かれている場合があるからです。たとえば、下記画像でいうと、上は vPro 対応の第 2/3 世代 Core i7 用のステッカーで、下は非対応の Core i7 用のステッカーです。


この vPro というインテルのブランドの説明はウィキペディアにゆだねますが、vPro を搭載しているプロセッサーは Core i7/i5/M の一部なので推定する際の情報としては役立つと思います。

当方も知りませんでしたが、必ずしも高性能なプロセッサーのほうが vPro に対応しているとは限らないようです。

例えば第 3 世代でいうと、2 コアの Core i5 3320M は vPro 対応ですが、4 コアの Core i7 3630QM は非対応です。2 桁目の数字が 2 なら対応で、3 なら非対応ってことなのかな?よくわかりませんが。




ただし、vPro 対応プロセッサーでも、vPro が書かれていないラベルが張り付けされていることはあるようです。Extreme Edition など?

インテルのラベルの規則はよくわからないです。

0 件のコメント:

コメントを投稿