2016年2月1日月曜日

"GPU-Z" の使い方・見方【全部日本語で完全解説】

PC に装着されているグラフィックス モジュールの仕様・動作クロック・温度などを表示してくれるユーティリティ "GPU-Z" を紹介してみようかと・・・

自分も全部理解しているわけではないので間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。

このソフトは無料で TechPowerUp というサイトからダウンロードできます。個人使用・商用使用とも可能とされています。


動作要件

  • NVIDIA、AMD (旧 ATI 含む)、Intel の GPU に対応
  • Windows XP / Vista / Windows 7 / Windows 8 / Windows 10 (いずれも 32/64 bit 両方対応)
  • インストールは不要だが、希望すればインストールも可能

主な機能を摘要してみると・・・

  • GPU の名前、デバイス ID、対応機能、発表日などを表示
  • GPU とビデオメモリーの動作クロックを表示
  • GPU の対応している DirectX バージョン、搭載メモリー容量・種類・帯域幅、シェーダー数などを表示
  • PCI Express の動作状態を表示
  • GPU の BIOS (VBIOS、VGA BIOS ともいう) バージョンを表示
  • VBIOS のバックアップ機能を搭載

使ってみる

インストールは簡単で、即使えました。管理者権限が必要で要求されます。

左は AMD FirePro M4000、右は NVIDIA Quadro K2200M という GPU を搭載している状態で表示している状態です。
Quadro K2200M は、最後に "M" とついている通り、モバイル用の GPU です。これのデスクトップ版が Quadro K2200 です。モバイル版の性能はデスクトップ版の約半分ぐらいってところでしょうか。



Graphics Card タブを一番上から見ていくと・・・


  1. Name GPU の名前です。インストールされているデバイス ドライバーのバージョンによっては正しく表示されないこともありました。
  2. Lookup ボタン GPU の情報を TechPowerUp のサイトで検索します。ほとんどの場合は見つかると思いますが、新しいカードで登録されていない場合は見つからないことも?
  3. GPU コードネームです。このカードでは PCI デバイス ID と同じです。
  4. Revision 小変更。微妙に改良されたりして変更されることがあるそうです。特に気にする必要はなさそう。
  5. Technology 半導体チップ製造のプロセス。一般的にこの数字が小さいほどより高度な技術で作られた最新の製品といっていいでしょう。製造プロセスが微細だと、同じサイズの集積回路でもより高度な機能を詰め込むことができ、消費電力が少ないとかの利点があるそうです。
  6. Die Size 半導体チップの面積。
  7. Release Date 製品発表日。正しいとは限らないようで、間違ってたら GPU-Z サポートフォーラムに書き込んでくれ!と書いてあります。
  8. Transistors 半導体チップのトランジスター数。
  9. BIOS Version VBIOS のバージョン。
  10. BIOS Version の隣にあるアイコンをクリックすると、VBIOS をファイルとして保存することができます。また、TechPowerUp のオンラインデータベースに自分の VBIOS を登録することもできます。
  11. UEFI チェックがあれば VBIOS は UEFI をサポートしています。何に関係するのかというと、PC を UEFI モードで使用する場合で、Secure Boot または Fast Boot を使用する場合は、VBIOS が UEFI をサポートしていることが必要なようです。
  12. Device ID PCI ベンダー ID とデバイス ID という識別情報です。
  13. Subvendor MSIASUS などといった、グラフィックス カードのメーカーです。0000 のままで、登録されていないカードもあります。また、カードのメーカーが NVIDIA や AMD などから供給される VBIOS に変更を加えずそのまま適用している場合、NVIDIA や AMD と表示されるかもしてない、とのこと。
  14. ROPs/TMUs Render Output Pipelines と Texture Mapping Unit という集積回路の要素の数を表示しているようです。多いほど高性能。
  15. Bus Interface @ の前は PC とカードの両方が対応している最高速度で、@ の後が現在動作している速度のようです。節電のため速度が自動的に下がるようになっているものがほとんどだと思います。
  16. Shaders シェーダーという GPU 内部の集積回路の要素の数のようです。多いほど高性能。
  17. DirectX Support 対応している DirectX のバージョン。
  18. Pixel Fillrate ピクセル・フィルレートというグラフィックスの性能を表すのによく使われる数値のようです。1 秒間あたりに表示できるピクセル数ってことでいいのかな?多いほど高性能。
  19. Texture Fillrate 多いほど高性能。
  20. Memory Type グラフィックス カードに搭載されているメモリーの種類とメーカー。DDR3 は低速だけど低コスト。GDDR5 は高速だけど高コスト。古いカードなら GDDR3 とかもあるかも。
  21. Bus Width グラフィックス カードに搭載されているメモリーのバス幅。単純に倍になれば速度も倍になるはず。
  22. Memory Size グラフィックス カードに搭載されているメモリーの容量。
  23. Bandwidth メモリーの帯域幅。メモリーの種類 * バス幅 * メモリークロックで求められる。
  24. Driver Version インストールされているグラフィックス ドライバーのバージョン。
  25. GPU Clock 動作クロック。何もしていないなら下と同じはず。オーバークロックすると変わる。Boost は自動オーバークロック?
  26. Default Clock 工場出荷時のクロック。
  27. NVIDIA SLI GPU を複数接続する NVIDIA SLI が有効になっているかどうか。
  28. Computing そのほかの対応している機能。CUDA と PhysX は NVIDIA 独自の拡張なので NVIDIA のカードしか対応してません。

Sensors タブ

現在の動作クロックや温度などが表示されます。カードによって表示される項目はまちまちです。


多くのカードで表示される代表的なものを紹介すると・・・
  1. GPU Core Clock 現在の動作クロック。ほとんどのカードではアイドル時には節電のため低いクロックで動作するはずです。
  2. GPU Memory Clock 搭載しているメモリーの動作クロック。ほとんどのカードではアイドル時には節電のため低いクロックで動作するはずです。
  3. GPU Temperature 温度センサーの温度。
  4. Memory Used VRAM 使用量。
  5. GPU Load GPU 負荷。
  6. Memory Controller Load メモリー コントローラーの負荷。
  7. Video Engine Load H.264 などの動画を再生支援してくれるデコーダーの負荷。
  8. Bus Interface Load PCI Express バスの使用率。
  9. PerfCap Reason (Performance Capped Reason) パフォーマンス制限理由。Util なら GPU なら余り負荷がかかっておらず余裕があるという意味になる。アイドル時はこうなってるはず。ゲームなどで負荷がかかると何も表示されなくなる。Pwr なら消費電力の制限、Thrm なら熱、VRel、VOp なら電圧。
  10. VDDC 電圧。

Validation タブ

バグレポートとかを送れます。当然英語がいいでしょう。

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