2016年2月20日土曜日

【豆知識】Windows 8 モデルには COA ラベルがない?【BIOS キーについて】

ほとんどの場合、メーカー製 PC には Windows がプレインストールされていると思います。

そしてインストール時に必要なプロダクト キーが記された COA (Certificate of Authenticity)  ラベルが何らかの形(本体への貼り付けなど)で存在していて、ノート PC の場合は本体の底、バッテリーの下などに張り付けてあるのが普通でした。

ところが、Windows 8 以降はこの COA ラベルは貼り付けされていない場合があるようです。というか、ほとんどのケースで Windows 8 などがプレインストールされたメーカー製 PC には存在していないようです。

ではプロダクト キーはどこに行ったかというと、BIOS の内部にその PC (マザーボード) 固有のキーが埋め込まれる形になったようです。なおこのように BIOS のキーを利用する方式をマイクロソフトではシステム・ロック・プレインストレーション (SLP) と呼んでいるそうです。

ちなみにより一般にはこういった BIOS にライセンス情報が埋め込まれるような方式を Software Licensing Description Table (SLIC) というそうです。

なお BIOS にキーが埋め込まれている方式は Windows 8 より前の Windows 7/Vista/XP などにも存在していていくつかの変更を繰り返してきたようですが、Windows 8 でその方式は目に見える形で変わったということです。

では Windows 8/8.1 をインストールするときにどうすればいい?

で、そのキーはどうやって利用されるのかというと、Windows 8/8.1 のキーが埋め込まれた PC に Windows 8/8.1 をインストールすれば自動的にキーが Windows によって読み込まれるという形になるとのことです。

ユーザーからしてみれば、Windows 8/8.1 をマイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストールすれば自動的にキーが読み込まれるわけなので、本体を裏返してキーを入力したりする手間が省けて便利という面もあります。

また、PC を使っているうちに底面の COA ラベルは破損したりすることもよくありましたが、その心配もなくなっているといえます

なお、ライセンス認証はキーの読み込みとは別に行う必要があるそうです。といっても、インターネットに接続すると自動的にされるようですが。

ちなみに、COA ラベルの代わりに Windows 8 の縦長な小さいラベルは貼ってあります。

一応特殊な使い方をする場合、キーがないのは不利な点もないわけではないのですが・・・そういうことをされる方にこんな説明は意味ないと思いますので省きます。

Windows 8 プレインストール モデルでのラベル貼り付け例

画像は HP EliteBook 8570w の Windows 8 プレインストールモデルです。8570w のプレインストール OS は Windows 7 の場合と Windows 8 の場合があります。 

Windows 7 モデルの場合は Windows 7 のステッカーがパームレストに貼られていたりしますが、Windows 8 モデルではインテルの搭載プロセッサーのラベルのみが貼られています。殺風景ですがはがされているわけではありません。


その代わり、裏蓋に Windows 8 の小さなステッカーが貼ってあります。


そして、Windows 7 モデルではバッテリーを外すと COA ラベルがありましたが、Windows 8 モデルにはありません。




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