2016年2月21日日曜日

【Windows 10】消せないパーティションを強制削除する方法【リカバリー領域】

メーカー製 PC を購入すると、HDD には通常 Disk to Disk 形式のリカバリー領域が存在していると思います。

HDD を取り外し SSD に交換したため、既存 HDD はバックアップ用としてほかの PC で使いたい、などといった何らかの事情でこの領域を消去したいことがあると思います。

OS のインストーラーから削除する分には問題なのですが、ほかの PC にリカバリー領域が残っている HDD を何らかの方法でつないで削除する場合についてです。

Windows でパーティションを操作する方法としてはいくつかありますが、管理ツールの「コンピューターの管理」からディスク管理で操作するのが一般的だと思います。

ところが、この管理ツールではリカバリー領域パーティションについては削除させてくれないことがあります。普通に NTFS でフォーマットされた OS がインストールされているパーティションは削除できるのですが、リカバリーのパーティションを選択して右クリックしても、ヘルプが表示されるだけです。



マイクロソフトがユーザーが誤ってリカバリー領域を削除しないようにという大きなお世話なのか、あるいは何か考えているのかはよくわからないのですが、消せないのは困ります。いちいち OS のインストーラーなどを立ち上げて消すのも面倒です。

Diskpart でパーティションを強制削除する

そこで Diskpart という Windows 純正のコマンド ライン ツールを使って消去してみたいと思います。

やり方は簡単ですが、大切なパーティションを誤って消去しないように慎重に作業する必要があります。

まず管理者権限でコマンド プロンプトを開きます。スタートメニューを右クリックすればすぐにアクセスできます。


次に diskpart と入力します。すると diskpart が立ち上がります。


次に list disk と入力するとディスクの一覧が表示されるので、削除したいパーティションがあるディスクがどれなのか確認します。

そして削除したいパーティションがあるディスクを select disk で選択します。例えば disk 1 だったら、select disk 1 です。


list partition と入力すると、先ほど選択したディスクのパーティション一覧が表示されます。


select partition でパーティションを選択しましょう。たとえば、パーティション 7 を削除したいなら、select partition 7 と入力します。

これで、削除したいパーティションが選択されている状態になります。

最後に delete partition override と入力すれば強制的に削除されるはずです。


削除したいパーティションがほかにもあるなら、パーティションの選択と削除を繰り返しましょう。

これで削除できました。



動画

それでもわかりにくければ動画もあります。


0 件のコメント:

コメントを投稿